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サイトウタクヤ/大館市立川口小学校

12saito01日時・参加者
平成27年9月29日 19名/3年生
内容
地元出身の講師とFULL SWINGのバンドメンバーが、生徒たちに本格的なバンドミュージックを披露します。ギターやオルガン、ベース、ドラムなどの楽器の試演奏や故郷をテーマにした作詞、作曲をワークショップ形式で学ぶ。授業中に即興的に楽曲を作り演奏することで、音楽が生まれるプロセスを体験的に学び、音楽をより身近に感じることをねらいとしています。


第12回目の芸術家派遣事業は、講師にシンガーソングライターのサイトウタクヤさんを迎え、大館市立川口小学校でおこなわれました。また、この日はバンド「FULL SWING」のメンバーである山口ゆきのりさん(ハモンドオルガン)、菅田典幸さん(ドラム)、コウノハイジさん(ギター)、高宮博史さん(ベース)も同行しました。生徒たちは元気いっぱい挨拶をしながら教室に入ってきました。目の前にサークル状に並んだ楽器を見て、歓声を上げます。サイトウさんが「好きな場所に座っていいよ」と促すと、生徒たちはそれぞれ自分が興味のある楽器のそばに集まりました。
最初にサイトウさんが自身のオリジナル曲を披露しました。曲のリズムに合わせ、生徒たちは手拍子を打ち身体でリズムを取ります。FULL SWINGの演奏が始まると、生徒たちは跳びはねたりダンスをし始めました。メンバーが演奏しているのを覗き込むように、楽器のそばに近づく生徒もいます。演奏の後、サイトウさんが自身とFULL SWINGの紹介をしていきます。サイトウさんは高校生の時にギターを始め、大学生時にバンドを結成しました。バンドの解散後から現在に至るまでシンガーソングライターとしてソロ活動をしています。音楽に関心を抱いたのは、自分で作詞を始めたことがきっかけだったそうです。自分の言葉を歌に乗せ、人に伝える楽しさや喜びを生徒に話します。

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今回の授業では生徒が作詞に挑戦します。1人1フレーズずつ歌詞を書き、それらを並べたものにサイトウさんが即興で曲をつけていきます。「風景」「心の悩み」「自分の夢」「好きな遊び」「お勧めの食べ物」…サイトウさんが与えたヒントをもとに、生徒たちは思い思いに白い紙に歌詞を書き出しました。FULL SWINGの演奏を聞きながら、自分のイメージを膨らませ言葉にしていきます。「もうすぐ秋だな」「そらをみるといいきもち」「気分によってけしきがちがう すしがくいたい」など、19のフレーズをサイトウさんが並べ、1つの曲を即興で作りました。完成した曲のタイトルは「おもしろくて楽しい歌」です。この歌は「考えても書けない」「さいきんかぜぎみでしんぱいさせてしまうのがなやみです」という詞から始まります。素直な今の気持ち、将来の夢、目に映る風景…歌に込められた想いが、音に乗って弾けていきます。サイトウさんとFULL SWINGの演奏にリードしてもらいながら、生徒たちは「おもしろくて楽しい歌」を大きな声で歌いました。「友だちと遊んでいると楽しいけれど時間がすぐすぎていく」−−自分たちで考えた詞で完成した歌に、想いを込めて歌います。
授業の最後にサイトウさんが、生徒たちに向けて歌ったのは「歩いて帰ろう」です。曲が始まると自然と身体が動き出し、ダンスを踊り出す生徒たちもいます。いつの間にか皆でサイトウさんとFULL SWINGのメンバーを囲むように輪が出来上がっています。最後は曲のリズムに乗りながら、演奏するメンバーたちの周りをぐるぐると駆け回りました。
自分たちの想いや考えを言葉にし、音楽に乗せること、歌ったり踊ったりすることで、楽曲が持つ雰囲気や魅力を身体で表現する—サイトウさんの授業を通じて、新たな音楽体験が出来たのではないでしょうか。

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講師略歴
1976年秋田県大館市生まれ。17歳の頃にギターを購入し、以後オリジナル曲を作り続ける。上京を機に大学の音楽サークルにてバンドを結成。バンド解散後はソロとして音源制作やライブ活動を行い、アルバム『rain fruits music』(2006年、iML)、『ハートランド』(2007年、自主制作)、2ndアルバム『GOLDEN MAGIC』(2009年)などを発表。様々なコンピレーションアルバムにも参加するほか、多くのミュージシャンのサポートもおこなう。2015年までスタッフを務めたゼロダテには、オリジナル楽曲を提供している。