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シーナアキコ/秋田県立ゆり養護学校小学部

13shiina01日時・参加者
平成27年10月1日 14名/全校児童
内容
マリンバやドラム、オルガン/ピアノなど、リズムやメロディーが際立つ楽器での演奏をおこないます、障害を持った児童でも参加がしやすい小さな楽器(カスタネットやマラカスなど)を用いて、身近なことばなどを使ったリズム遊びなどリトミック的なワークショップを実施します。

 


第13回目の芸術家派遣事業は、秋田県立ゆり養護学校小学部にておこなわれました。この日はシンガーソングライターでマリンバ奏者のシーナアキコさんと、サポートの只熊良介さん、只熊あずみさんの3名が学校を訪れました。音楽室に集まった生徒は、目の前に並ぶ沢山の楽器に興味津々の様子です。
シーナさんが生徒たちに最初に教えたのは、「シーナ(シ・イ・ナ)」のリズムです。「シ・イ・ナ」と声に出し、リズムを取る練習をしました。生徒たちがリズムを覚えたところで、3名による「Under the sea」の演奏が始まりました。「『リトル・マーメイド』の歌だ!」と反応する生徒もいます。シーナさんの合図に合わせ、先ほど覚えた「シ・イ・ナ」のリズムを声に出し、曲に乗せていきます。また、生徒たちが通う学校の名前も、リズムの1つとして織り込まれました。合図に合わせて「ゆ・り・よ・う・ご」とコールします。シーナさんが鳴らす木琴の音と、生徒が生み出すリズムが演奏を盛り上げていきます。
次に演奏したのは「上を向いて歩こう」です。この曲では「ドン・ドン・パ」のリズムを学びました。「ドンドン」で太ももを叩き、「パ」で手を打ちます。演奏につられてリズムを崩さないように気をつけながら、リズムを作っていきます。シーナさんは曲調に合わせ、「大きく」「小さく」と生徒たちに合図をします。生徒たちはリズムに強弱をつけながら、3人の演奏に参加しました。

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生徒たちに3つめのリズムが教えられます。今度は動物の動きを使ったリズムです。このリズムでは、ゾウやイヌ、サル、ライオンなど様々な動物のイラストが描かれたカードを使います。「ゾウの動きや鳴き声ってどんなだろう?」シーナさんが生徒たちに問いかけると、生徒たちは「パオーン」と鳴き声を真似たり、長い鼻を上げる仕草をしました。「じゃあイヌは?」と尋ねると、「ワンワン」とイヌの鳴き声を真似た、元気のいい答えが出てきます。早速ゾウとイヌ、生徒が考えた2つのリズムで、「南の島のハメハメハ大王」を演奏しました。シーナさんの合図に合わせて「パオーン」と「ワンワン」のリズムを交互に繰り返していきます。同じ曲でサルとライオンのリズムにも挑戦しました。生徒から1人ずつリーダーを選出し、皆の前で「ウキー」と「ガオー」のリズムのリードを担当してもらいます。リーダーとなった生徒は、元気いっぱいに全身を使ってそれぞれのリズムを表現しました。
最後は全員で楽器を使って「切手のないおくりもの」を演奏しました。使ったのは学校の音楽室にあるマラカスや鈴、タンバリン、鳴子などの打楽器です。3人の演奏と歌に合わせて、1人1つの楽器を持って自由に楽器を鳴らしました。
今回の授業を通じ、身体に刻み込まれたリズムを全身で表現することで、音楽と身体が調和していくプロセスが見られたように感じます。今後も生徒たちの音楽的な感覚が更に養われ、また新たな形で表現されることを願います。

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講師略歴
1976年生まれ。東京学芸大学教育学部音楽科打楽器専攻卒業。教員免許を取得し、卒業後は学童保育の指導員として勤務。併せてリトミック教室にて幅広い年齢層へのピアノやリトミックの指導にあたる。松木’Makkin’俊郎(ベース)、脇山広介(ドラム)をサポートに迎え、2012年にマリンバの叩き語りプロジェクト「シーナアキコと薔薇の木」を始動する。2013年にガラクタ楽器とループステーションを使ったマリンバ独奏スタイルを始める。教育においては、 幼稚園・保育園の音楽会や、リトミック指導など多岐にわたり活動している。