MENU

鈴木アイリ/大館市立長木小学校

14suzuki01日時・参加者
平成27年10月7日 18名/2年生
内容
プロダンサーである講師により体の動きが分かりやすいダンスを披露することで、ダンスをより間近に体験する機会を作ります。また対象が2年生であることからゼロから体操を創作することは難しいため、村山修二郎氏と恊働しているエゾタンポポの活動に沿って授業を進めます。エゾタンポポに結びつく簡単な動きなどをオリジナル曲に合わせて講師が披露し、生徒とともに体操の創作をします。


芸術家派遣事業の第14回目は、大館市立長木小学校でおこなわれました。長木小学校では2009年より美術家の村山修二郎さんと連携して、「エゾタンポポプロジェクト」をおこなっています。秋田にわずかに残るエゾタンポポを探して種を採取し、小学校で育てた後に森へ還し、群生地を生み出す活動を行っています。今回はダンサー・振付家の鈴木アイリさんを講師に迎え、「エゾタンポポ体操」の振り付けを2年生の生徒とともに創作します。
児童たちを迎えた鈴木さんとアシスタントの京極朋彦さんは、音楽家のシーナアキコさんが作詞作曲した「えぞたんぽぽの歌」に合わせた体操を披露しました。曲のサビ部分となる「えぞたんたんたんぽぽたんたん」という歌詞では、リズムがサンバ風に転調し、2人の動きもダイナミックになっていきます。リズミカルな楽曲とダンスで、体育館内が一気に盛り上がります。演舞が終わった後、鈴木さんは「皆で歌詞に合う動きを考えながら振り付けしていこう」と児童たちに話しました。
振り付けを始める前にまず、「えぞたんぽぽの歌」の歌唱練習をしました。今回の詞は村山さん監修のもとに作られたもので、エゾタンポポの生態や特徴などが盛り込まれています。曲は「あついあつい夏の日は」という詞から始まり、四季とともに変化するエゾタンポポの姿が描かれます。スクリーンに映し出された歌詞を見ながら、大きな声で歌いました。

14suzuki02 14suzuki03 14suzuki04

さあ、いよいよ振り付けに挑戦します。最初に披露された鈴木さんの振り付けをベースに、生徒たちがアレンジを加えていきました。まずは「さむいさむい冬になれば」という歌詞の振り付けです。生徒たちはイメージを膨らませ、震える、身体を縮こめる、しゃがみ込む…など色々なポーズや動きを提案します。それらをミックスしながら講師とともに再考し、友達と身体をくっつけ合って暖め合うポーズを使った振り付けが決まりました。また「雪」というフレーズでは雪かきの動きなど…詞を追いながら、振り付けがどんどん決まっていきます。また、曲の最後は生徒1人1人が自由に考えて振り付けよう、とアイリさんが提案しました。
振り付けを決めたら、曲に合わせて実際に踊ってみます。全体的に大きな動きが中心で、わかりやすい振り付けとなっています。しかし最初のうちは、まだ振り付けを完璧に覚えきれず、動きがぎこちなくなってしまう生徒も見受けられました。しかしひとたび振り付けを覚えると、生徒の動きは非常に生き生きとし、表情もにこやかになっていきます。一生懸命取り組みつつも、ダンスを非常に楽しんでいる様子が伝わってきました。
最後は全員で「えぞたんぽぽの歌」を歌いながら、元気にのびのびとダンスを披露しました。そして最後は生徒たちが自分で考えたポーズを決めました。エゾタンポポの花をイメージしているのでしょうか?両手を使って花が開いたようなポーズをする生徒もいます。また2〜3人での組みポーズをした生徒もいました。実演が無事終了すると、授業を見守っていた教諭の方々から笑みがこぼれました。
「エゾタンポポ体操」は11月におこなわれるエゾタンポポプロジェクトの発表会で披露される予定です。

14suzuki05 14suzuki06 14suzuki07


講師略歴
カリフォルニア州ディアブロバレー大学卒業。ニューヨークにてバレエとモダンダンスを中心に学ぶ。2009年よりフランスのダンスカンパニーと共にパリと東京を中心に活動、世界各国の多数のフェスティバルにて公演。2013年の「ゼロダテ美術展」では「ララララジオ体操」ワークショップとソロ・パフォーマンスをおこなう。