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KENTARO!!/大館市立花岡小学校

19kentaro01日時・参加者
平成27年11月5日 88名/全校児童
内容
HIPHOPダンスやコンテンポラリーダンスを生徒が体験的に学べる授業を実施します。講師の指導のもとワークショップ形式でダンスを学び、身体表現の可能性を広げることがねらいです。また、近年はダンスの授業が必修となっていることから、教える側の先生が指導法を学ぶ機会を作ることも目的としています。

 


第19回目の芸術家派遣事業は、大館市立花岡小学校にておこなわれました。この日講師として派遣されたのは、HIPHOPダンスをベースに活躍するKENTARO!!さんです。全校児童が体育館に集まり、KENTARO!!さんとアシスタントの横山彰乃さんと高橋萌登さん、泊麻衣子さんを出迎えました。
ダンスの練習をする前に、KENTARO!!さん指導のもと、入念にストレッチをしました。身体を曲げたり伸ばしたりしながら、筋肉をほぐしていきます。生徒たちの身体が温まってきたところで、膝の屈伸を活かすアップとダウンなど、HIPHOPのベースとなる動きを学んでいきます。
ツーステップとフォーステップといったダンスの基本となるステップも学びます。KENTARO!!さんのカウントに合わせて、8ビートと16ビートのリズムを身体全体で刻んでいきます。また、空中を蹴り上げるような「キック」、手を重ね波打つように腕全体を動かす「ウェーブ」、前方に指をさす「ポイント」などHIPHOP特有の動きにも挑戦しました。アシスタントの3人が生徒のそばにつき、動きの確認をしていきます。それぞれの動きのディテールをきめ細やかに指導していくことで、生徒たちの動きが自然と柔らかくなっているのが分かります。休憩中も4人の周りには生徒が集まり、アドバイスを求める姿が見られました。体育館を見回すと、生徒たちの表情も授業冒頭より緊張感が和らいでいるような印象を受けました。気づけば体育館には笑顔が溢れています。

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休憩後、既存の楽曲に合わせたダンスに挑戦しました。振り付けはKENTARO!!さんによるもので、授業前半で覚えたステップや動きを組み合わせて構成されています。この日KENTARO!!さんが授業のために選んだ楽曲は、OGRE YOU ASSHOLEの「しらない合図しらせる子」でした。練習を重ねることで、生徒たちの動きも軽やかになり一体感が出てきました。その後、グループに分かれて4人の指導を受け、ダンスの完成度を上げます。グループでの発表をした後、生徒全員でのダンスを披露しました。生徒たちの表情は生き生きとし、また自信も感じさせます。KENTARO!!さんはステージ上でカウントを取りながら、生徒たちを見守ります。踊り終えた生徒たちの笑顔には、達成感が充ちていました。
最後にKENTARO!!さんとアシスタントの3人によるダンスが披露されました。4人が位置に着くと、生徒たちが踊ったものと同じ「しらない合図しらせる子」の曲が流れました。イントロダクションのギターの音に合わせて、4人が踊り始めました。KENTARO!!さんが繰り広げるアクロバティックな動きを目の前にし、生徒たちから歓声が上がります。4人のダンスは楽曲とシンクロしているようで、していないような…しかし1つ1つの動きがゆるやかに繋がり合い、軽妙な世界観を生み出している印象を受けました。生徒たちはその世界観に呑まれたかのように、目の前の4人のダンスに熱い視線を注ぎ、軽やかな動きを目で追いかけます。
ダンスが終わった瞬間、一瞬体育館はしんと静まり返りましたが、すぐに拍手が湧き起こりました。踊る4人とそれを見守る生徒の間に張りつめていた緊張感のようなものがゆるやかにほどけていくのが感じられました。

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講師略歴
1980年生まれ。「東京ELECTROCK STAIRS」主宰。HIPHOPをベースとしながらも既存のスタイル化されたものとは、かけ離れた独自の表現を実践する。2013年ニューヨークでの「japan society show case〈東京ERECTROCK STAIRS〉」では、NY TIMES紙が絶賛評を掲載。海外からも注目を集める。ゼロダテには2013年の「根子フェス」、2014年の「大館・北秋田芸術祭」に参加。2015年は9月にソロ公演「森に帰るケレックス」(北九州芸術劇場、ベトナム)と12月に東京ELECTROCK STAIRSの新作公演「傑作は西に死す」(吉祥寺シアター)をおこなった。