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オムトン/仙北市立桧木内小学校

21omutone01日時・参加者
平成27年11月11日 57名/全校児童
内容
地元出身のメンバーがいる打楽器ユニットを講師に迎え、簡単な楽器紹介と楽曲披露をします。オムトンの曲を聴きながら、音に合わせるように手拍子や体を使った、全校の児童が参加しやすいゲーム感覚の音ワークショップをおこないます。演奏とワークショップを交互におこないながら、ライブ感を感じてもらうことをねらいとします。

 


第22回目の芸術家派遣事業は仙北市立桧木内小学校にておこなわれました。この日派遣された講師は、打楽器ユニットのオムトンです。授業が始まる10分ほど前から、授業会場の体育館に生徒が集まり始めました。ステージの前にずらりと並んだグランドピアノやマリンバ、ドラムセットが目を惹きます。学校の先生の合図でオムトンのメンバー、tkoさんとChang-Nongさん、わかめーるさんの3人が体育館に現れると、57人の全校児童が拍手で出迎えました。
3人がスタンバイすると、早速演奏が始まりました。オムトンによる「odorudake」と「龍」の2曲。生徒たちは音色に耳を傾けながら、楽器を奏でる3人の手元をじっと見ています。
tkoさん(ドラム、パーカッション)とChang-Nongさん(ピアノ、マリンバ、作曲)、わかめーるさん(マリンバ)の3人が自己紹介とともに、それぞれの担当楽器を紹介しました。「マリンバは見たことありますか?」オムトンの問いかけに対し、生徒の間から「見たことがある」「名前は知らなかった」など、さまざまな声が聞こえてきます。わかめーるさんが実際にマリンバを鳴らしてみました。まずは2本、次に4本…次第にマレット(マリンバを打つスティック)の本数を増やします。最後にはなんと6本を使っての演奏。生徒たちから拍手が起こります。そして3人によるマリンバの三重奏で「セレナーデ」が披露されました。次にtkoさんがドラムについて紹介しました。バスドラムやスネアドラム、シンバルなどそれぞれの音の奏法を実演しながら説明します。また、この日はジャンベ、ボンゴ、ダラブッカといった打楽器も用意されました。これらを使って演奏されたのは、ドラムの持つ魅力を活かした「櫻」です。Chang-Nongさんとわかめーるさんによるマリンバの二重奏が、曲に彩りを添えます。最後にChang-Nongさんによるピアノの紹介がありました。演奏された「下へ下へ」は、ピアノの繊細な音色が印象的です。オムトンの演奏に乗って、それぞれの楽器の個性が伝わってきました。前半の最後に披露されたのは、「ピロリ菌」というユニークな名前の楽曲。心が躍るようなリズムに乗せ、わかめーるさんが「桧木内小学校〜!」とかけ声をかけました。曲に合わせて、生徒たちも元気よく「ひのきない!」と声を上げます。

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後半は2つのワークショップをおこないました。まずは音を合図に、身体を動かすというもの。シンバルの音でジャンプ、ウィンドチャイムの音で床に寝転がり、起き上がる、スネアドラムの音で走る…使う音は3つだけです。輪になった生徒たちは、tkoさんが鳴らす3つの音に合わせて、一生懸命に身体を動かします。体育館の中心で大きな輪を作った生徒たち。全員の足音や笑い声がリズムに乗って弾けていくのを感じます。
2番目のワークショップでは、生徒も楽器の演奏に挑戦しました。使うのはオムトンが用意した手作りの打楽器です。木工のバチで木や竹を叩き、音を鳴らします。全員で輪になり1人ずつ音を鳴らすと…カン、コン、キン、ポン…と、それぞれ違う音色が聴こえます。この楽器を使ってリズムを刻み、オムトンの「オムマーチ」「シマシマ2」の演奏を盛り上げます。最後の曲「G-Rock」では手作り楽器を自由に鳴らしました。メロディに合わせて楽しそうに身体を動かす生徒の姿も見られます。学校の先生たちも演奏に参加し、体育館には音楽が響き渡りました。

90分の授業のあいだ、体育館には明るい陽光が差していました。まるでステージライトのように、伸びやかな音色を奏でる60人の姿を浮き上がらせていたのが強く印象に残ります。

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講師略歴
2003年に結成されたChang-Nong、わかめーる、tkoの3人による打楽器ユニット結成以来、マリンバの特徴的な音色を中心に、
ジャンベやドラム、コンガ、ピアノなどの様々な打楽器を使い、
軽やかで心地よい音作りを目指して活動を続けている。「omu-tone」をはじめとしたオリジナルアルバム4枚と企画盤2枚を発表。カフェやライブハウスはもちろん、
アートスペースや公園など、東京を拠点に気ままで幅広い活動を展開している。